ポリウレタンコーティング キャップ 修復

ポリウレタンコーティングキャップ 修復

帽子の色が剥げてしまったため、修復いたします。

ポリウレタンコーティングのアディダスのキャップが汚れて、コーティングが剥がれてしまいました。

コーティングが劣化すると古びた感じに見えてしまいますが、このような症状は色かけして修理、修復が可能です。

今回の修復は帽子の事例です。衣類は生地の一部に部分的に使われている場合のみ革に交換するなどの方法を取ります。

※衣類は柔らかいので、生地全体に使用している合皮が劣化したら修復は出来ません。

当店では行っておりませんが、合皮を剝がしたい場合は、重曹水などに衣類を漬けると合皮は剥がれやすくなります。

 

○帽子修復の作業工程について

まずは洗いの工程で、汚れやべたついた合皮を取りのぞいてから、色かけをします。

「汗抜きクリーニング」で古い汚れを取り除き、劣化したコーティング層を取れるだけ取り除くように洗います。

そして、特殊な合成樹脂を使用して、刷毛で塗ります。

色かけをしながら、ポリウレタン樹脂コーティングを修復いたします。

 

Before 帽子のコーティングが剥げて白っぽくなり、汚れていしまいました。

 

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ポリウレタン樹脂コーティングの帽子です。

全体的に黒色が剥げています。


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After 合皮を修復する色かけ方法で合皮のコーティングを修復いたしました。


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ポリウレタンコーティングの独特な黒色と光沢も蘇りました。


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今回の帽子の洗い代は、400円(税別)。

ポリウレタン樹脂コーティングの修復は2,000円(税別)です。

 

○合皮の修復について

合皮の修復は、再コーティングする場合少し厚塗りをして繊維に浸透させるため、硬く仕上がります。

衣類の部分的な修復、靴、かばんの内袋、帽子、ベルトなどが対象になります。

○かばんの表面は、角など一部分のみの修復です。

全体に劣化している品物は修復できません。

面積が広い合皮は、革での作り変えとなり、高額な修理代となるためあまりおすすめ出来ません。

 

○思い入れのある洋服などで、革への交換が出来る部分的な使用などは修理が出来るかもしれません。

袖、パイピング、襟など部分的な革への交換修理などに限ります。

※衣類や鞄の全体の合皮の修復は出来かねます。

 

○靴は、かかとやつま先など、可動しない部分の擦れなどは修復出来るかもしれませんが、稼働する部分や他の部分の修理は不可能です。

 

○クリーニング店で多くある事例

クリーニング店でよく目にする合成劣化で多い品物は、ベルトの裏に使用されている合皮が劣化してべたついていたり、衣類に肩や袖、裾などに部分的に使用されている合成皮革です。

衣類全体の合皮の劣化の場合は、クリーニングも断られる案件で、製造から3~5年も経過しているとほとんど洗うことが出来ません。

(合皮の生地を製造してからなので、衣類を購入した時点ではありません。)

当店では、洗う前に確認をしてから洗い、劣化する危険性を確認してから洗います。洗うことによって劣化が進行することもよくありますので、商品の合皮の劣化具合によって、目視にて修復が出来るかどうかの判断をいたします。

全体的にドロドロ、ベタベタな状態ですと、生地の繊維に浸透してしまっていて完全には合皮が剥がれません。

※また、衣類全体に使用していている合皮の劣化については修復が出来ないため、お断りとさせていただきます。)

 

○合成皮革の修復の問い合わせ

お気に入りのお品物で、合皮の劣化などでお困りの時は、ご相談ください。

合皮の劣化があまり進んでいない状態ですと、1,000円(税別)ほどで修復出来る事例もありますが、劣化している範囲が広いほど料金は上がってしまいます。(合皮が全体に使用されている衣類や鞄・靴の劣化の修復は不可能です。)

(劣化すると修復出来ない物がほどんどですので半分以上お断りになっていますので、注意書きを良くお読みいただいてご質問くださいませ。)

合成皮革の修復は、劣化具合によって修復に手間のかからない場合と、劣化が進み過ぎてまったく修復出来ないお品物があります。

いずれにしても、合成皮革の劣化が劣化が進み過ぎている場合や、革に似たシボがある場合は、修復をお断りさせていただきます。

 

修復出来る場合は送れますか?

合皮コーティングが修復出来る例は、平準な表面の合皮のみです。革のようなシボが無い表面が平らな合皮などです。または部分的な使用の場合、本革へのミシンでの張替えとなります。

質問からお送りいただいた画像で判断出来る、直りそうな品物は、宅配でのご依頼商品を送っていただいてから、詳しいお見積りや納期を連絡させていただきます。

合皮を使用した衣類の劣化については注意書きが多くなり恐縮ですが、出来ない修理の問い合わせが多く、合皮は作業をしてみないと、分からないこともございます。また、料金が革への張替えやコーティングするだけでは大きく変わる場合がございますし、全体の劣化で修理が出来ない場合がほとんどになります。

ご理解下さいませ。

 

よくある質問について

衣類の全体の合皮の劣化は修復出来ません。

全体の劣化が修復出来るのは、全体に固くなっても良い帽子くらいです。

部分的な修復が出来るのは、

靴は、先端やかかとなど動かない部分だけになります。

鞄は、部分的に使用されている小さなパーツのみ、

衣類でしたら、袖だけ合皮、パイピングだけ合皮、ポケットの縁のみ合皮、肩のみ合皮、袖口だけ合皮、ファスナーのスライダーの持ち手だけ合皮、などの部分的な修復のみです。

 

マルエイクリーニング

前田俊雄

 

この記事を書いた人

Toshio Maeda
Toshio Maeda
八王子市のマルエイクリーニングです。
大切な一般衣類をお直してみませんか?
すぐに捨ててしまうのは「もったいない」ですね。
弊社はキズ・穴修理500円~で「接着修理」を、「かけはぎ」は5,000円~で承っております。生地によっては、縫い合わせた方が綺麗になります500円~。
ニット・洋服のキズ・穴修理は、『穴かがり修理』500円~『縫込み修理』500円~『編み直し・かけはぎ』5,000円~まで、お客様の仕上がりのご要望に合わせてお見積りいたします。
ジーンズリペア(1,000円~)ファスナー修理(800円~)もおすすめです。

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