ダウンコートの溶け穴の修理

まだまだ寒い日が続いておりますが、ふと鼻孔をくすぐる梅の花の薫りや菜の花の黄色が目に飛び込んで来て春の訪れを感じるようになりました。

本日の担当は
千葉県船橋市のクリーニングオオタです。

今回の事例は、前回・前々回に引き続きダウンコートの焦げ穴のお直しです。

ダウンコートの裾がついうっかりストーブに触れてしまい溶けて穴が開いてしまいました。

ストーブにの場合は広範囲に溶けてしまう事多いですね。このままでは羽毛が吹き出してしまい着ることが出来ません。

羽毛が出てこないように穴を塞ぎ、共布を使って穴を覆うように被せ縫い付けてお直ししました。

元のシーム(縫い目)に重ねるようにすればもっと目立たなく出来るのですが、今回の穴は広範囲な上に共布をお持ちではなかったので写真のような仕上がりになりました。

共布が無くても本体の目立たない場所から頂戴したりしてなるべく違和感の無いように工夫をしております。

今回はフードから生地を取っても良いと了解を得ましたので遠慮無く使わせて頂きました。

フードの後始末は黒の生地を使ってデザイン風に仕上げてみました。
これならフードも使う事が出来るので良いお直しが出来たと思います。

3回連続のダウン製品のお直し投稿ですが、repair929.comをご覧になって頂いております善男善女の皆様に今一度注意喚起をしたいと思います。

ダウン製品は火に弱いんです。
火気のある所では十分に注意して残り少ない冬の日々をお過し下さい(*˘∀˘人)*゜♪

そして春になったら忘れることなくクリーニングして下さいね。

この記事を書いた人

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太田 栄司
千葉県船橋市でファスナーの修理から洋服のキズ穴リペア、ジーンズのダイアナリベアまで出来るクリーニング店です。
染み抜き・復元加工も得意としてますので、「衣類の困った」がございましたらお気軽にご相談下さい。
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