セカンドバッグのファスナー交換修理

セカンドバッグのファスナー交換修理です。
ファスナー付け根部分の生地テープが切れております。
ファスナーを取り外して新しいファスナーを取り付けて交換修理しております。
ファスナーを取り外して気が付いたのですが、このバッグ製造の際にテープの幅を調節するためにテープを細く切っているのですよね。
ファスナーのテープは織物です、これを途中で切った場合本来は解れやすくなりますからテープを少し溶かして(焼いて)ほつれ止めなどの処置をした方がいいのですがそういった加工はされていませんでした。
ファスナーエンドをバネホックで止める作りになっていて、革ではさみ込む部分ですので細い革で巻き込んだ部分が外れて解れてしまったのではないかと推測いたします。
ほつれ止めのひと手間ですがとても大切ですね。
今回お直しの際は、切らずに折り込んで加工いたしました。
折った分二重になって縫いにくくはなるのですが、きっちり革を巻き込めば、それの方が強度が強くなるかと思います。
お客様がおっしゃるには、とても使い勝手が良く、愛用されているとの事でしたので、ちゃんと修理しまして、また長く使っていただければうれしいです。
バッグのファスナー修理、ジッパー修理などお困りの際はご相談ください。
この記事を書いた人

- アトリエ革作・ジーンズリペア工房jeans704代表
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ジーンズや皮革製品など厚物中心に修理・メンテナンスをしております。
ジーンズリペア工房 jeans704 ・バッグ修理工房 革作Re
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