ジーンズリベット付け直し
ジーンズリベット付け直し
変則ポケットをリベットだけで止めているタイプのジーンズです。
この形状ではかなりリベットに負荷がかかりますからリベットは取れやすいですね。
リベットはジーンズの特徴的なアイテムですね。
もっと言うとリベットがついているからジーンズという側面まであるかと思います。
元々リベットは縫製技術が発展していない時代、より強度を出すために負荷がかかる部分に打って補強したという経緯があります。
ジーンズの定義というのがあります。
ブルーデニム生地を使っていること。
ファイブ・ポケットであること。
そして「リベット」。
ジーンズの生みの親、ヤコブ・デイビス氏が破けやすいポケットをリベット(鋲)で補強するというアイデアを思いついた。
よく言われるジーンズ原型の逸話です。
ポケットの開口部の補強のためのリベットこそ、ジーンズをジーンズとするためのアイテムといってもいいかと思います。
リベットは大きく分けると
昔からある打ち抜きタイプ、そして被せタイプです。
打ち抜きは文字どうり裏鋲が表まで貫通したタイプ、昔のジーンズや復刻版などに多いです。
打ち抜きですから生地が切れてリングに挟まった感じで糸がでて仕上がり中々かっこいいですよね。
ちなみに修理でリベットがとれた穴に再度打ち抜きリベットを打っても糸はでません。
そして今回のタイプ、被せリベット。
円盤状のトップ部分を裏から鋲で止めるタイプです
見た目すっきりした印象ですね。
トップ部分に色々飾りがあるような物やよりフラットなものなどいっぱい種類があります。
今では飾りでついているようなケースも多いですけどジーンズにとってリベットは大切ですね。
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