ダウンベスト革パイピング交換修理

ダウンベスト革パイピング交換

ダウンベスト革パイピング交換

ダウンベストのアームホールの革パイピング(合皮のふちどり装飾)交換修理です。

クリーニング屋さんからのご依頼品です。

ダウンベストに合成皮革の装飾がしてあるお品物です。
合成皮革は見た感じ皮革(レザー)と同じように見えますが、名前のとうり人工的に合成されたテキスタイル製品です。
洋服にも、部分的な装飾として使われているケースは多いですね。
主にアウターなどの上着にアクセントをつけるために使われているケースをよく見ます。
合成皮革は布地を基材として、合成樹脂などを塗布して皮革の様に表面層を似せた物といったところでしょうか。
ポリウレタン樹脂などを生地にコーティング加工して作ります。

ポリウレタンの合成皮革は、抗張力や耐摩耗性などにも優れていて、本革に比べても柔らかく・軽く作ることが可能です。
また、本革(リアルレザー)に比べれば安価に安定的に製造できますからとても多様されています。
しかし、ここで問題になるのがポリウレタン素材の耐久性・耐久時間です。
ポリウレタンの合成皮革は、水分による加水分解や空気中の窒素酸化物(NOx)、塩分・紫外線・熱、微生物などの影響で、徐々に分解されます。
しかも分解はその素材が合成された時から始まります。
基本、ポリウレタン素材は作られたその時から劣化が始まっているといってもいいかと思います。
また、いずれは経時劣化するものなのです。

今回のお品物の様に、アームホール(袖ぐり)などや、襟や傷みやすい部分など、汗や皮脂がついたり、摩擦頻度が高かったりする部分で使われていると経時劣化も早く起きるケースは多いかと思います。

傷んでしまったら、素材の劣化ですので元には戻りません。

今回のお品物は、合成皮革を外しまして、リアルレザー(本革)で同じように加工して作りまして、取り付けお直ししております。
本革で作ることで耐久性も上がりますし、見た目も少し豪華です(笑)
これでまた着用できますね。

合成皮革の劣化でお悩みの方は、取り換え修理でお直し可能です。
お問合せお持ちしております。

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この記事を書いた人

川畑誠之
川畑誠之アトリエ革作・ジーンズリペア工房jeans704代表
ジーンズや皮革製品など厚物中心に修理・メンテナンスをしております。
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